情報通信システム研究室 Faculty of Engineering, Kyoto Institute of Technology
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次世代映像伝送を目指した超多値OFDM方式の性能評価

概要:地上波デジタル放送をベースとし次世代の映像伝送(4K2K、スーパーハイビジョン)を目標とした研究をしています。
OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing) 方式は多数の搬送波周波数を直交させ多重化した伝送方式です.
次世代映像伝送は現行の地上波デジタル放送より大容量のデータ伝送が必要です.
そのため,地上波デジタル放送で採用されているOFDM 方式を拡張した超多値OFDM 方式が必須となります.
私の研究は超多値OFDM 方式の性能をシミュレーションにより定量的な評価を行います.
評価の基準として現行の地上波デジタル放送の規格に凡そ従ったモデルを用います.
映像伝送時にブロックノイズが生じない程度のビット誤り率で判定します.
結果として,最も単純なモデルでは約28倍の電力が必要となることが分かりました.
今後の研究では,必要となる電力を下げることに焦点を置き,
与えられた環境下でベストパフォーマンスを発揮するモデルを作成する必要があります.

抽象的な図 抽象的な図
抽象的な図
周波数領域で見たOFDM